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『有吉ジャポン』出演のドラァグクイーンが編み出したスゴい「メモ術」

たくさんの情報の中から「考えるべきこと」を絞り込む

 さて、ロジカルメモの3つめのステップは、右ページに自分の言葉で書いたものの中から、1つか2つ、特に重要だと感じたことをふせんに書くことです。  おそらくみなさんは、情報もやるべき作業もたくさんある中で、「考えなければならないこと」を常にいくつも抱えているはずです。  しかし、人は複数のテーマについて、同時に高いレベルで思考を深めていくことはできません。  重要なものから順番に片づけていくしかないのです。  また、「考えるのが苦手」という人の多くは、「いざ何らかのテーマについて考えようと思っても、何から手をつけたらいいかわからない」という悩みを抱えているのではないでしょうか。  しかし、情報を自分の言葉で言いかえ、その中から重要なものを1つか2つ選ぶことで、自分がやるべき(考えるべき)ことが絞り込まれます。  考えるべきことが絞り込めたら、それを元に、さらに考えるための材料やアイデアの種となるものを集めたり、思考を深めたりしていきます。  材料を集めたり思考を深めたりする方法はいくつかあるのですが、ここでは、「なんちゃってカラーバス法」と「9マス法」をご紹介しましょう。 メモ

「なんちゃってカラーバス法」で思考を深め、アイデアを生み出す

 なんちゃってカラーバス法は、考えるための材料やアイデアの種となるものを集める方法であり、加藤昌治さんが『考具―考えるための道具、持っていますか?』(CCCメディアハウス)の中で紹介された「カラーバス法」をヒントにしたものです。  これも、やり方は簡単。  今、考えなければならないこと(ふせんに書いたこと)を頭に入れつつ、ふだん通りの生活を送り、もし材料やヒントになりそうなものが目についたら、すかさずメモしていくだけです。 「自分ごとになると、人は無意識のうちに、その物事に関する情報を集めるようになる」と書きましたが、考えるべきことをしぼり、そこに意識を集中させると、街を歩いていても、テレビを観ていても、本やネットを見ていても、自然と「考えるべきこと」に関する情報が集まってくるようになります。  それらはきっと、アイデアを生み出したり思考を深めたりするうえで、役に立つはずです。
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鬼滅の刃がヒットした理由を考えてみると…
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