『有吉ジャポン』出演のドラァグクイーンが編み出したスゴい「メモ術」
皆さん、日常的にメモを取っている人は多いでしょうが、うまく活用できてますか?
仕事や家事、もしくは育児など、同時進行で片付けなくてはいけないことが多くててんやわんやになることもあるのではないでしょうか。そんな時に参考になるのが、村本篤信さんによるメモ術です。
ライター・エディターの村本篤信さんは、ドラァグクイーン(派手なメイク・衣装で女性らしさをパロディ化した格好をするパフォーマー)の「エスムラルダ」さんとして活動しています。『有吉ジャポン』(TBS系列)などのテレビ番組で見たことがある人も多いかもしれませんね。
そんな多忙な村本さんが生み出した、スーパーメモ術を紹介してもらいました。(以下、村本篤信さんによる寄稿です)
「女子SPA!」をご覧のみなさま、はじめまして。
ライター・エディターの村本篤信です。
私はこれまで、ライターとして雑誌やウェブ媒体の取材記事、企業の社史などを手がけつつ、ときにはテレビ/ラジオドラマや舞台の脚本を執筆し、さらにエディターとして、さまざまな本に関わってきました。
また、ホラー系ドラァグクイーン「エスムラルダ」として、各種イベント・メディアやお芝居に出演したり、コラムや書籍の原稿を書いたり、「八方不美人」というディーヴァ・ユニットを結成して歌を歌ったりもしています。
そんな私が書いたビジネス書『ロジカルメモ 』が、先日、発売されました。
これは、日々大量の情報を処理しながら、ジャンルの違う仕事を同時並行で進めなければならず、混乱しがちな頭の中を整理するために、私が長年やってきたメモ術をまとめたものです。
さて、突然ですが、「ライター兼ドラァグクイーン」な私は、まったく種類の異なる「やらなければならないこと」「考えなければならないこと」が集中する日が、しばしばあります。
たとえば、原稿の締め切りが迫っているのに、別の取材仕事が入り、夜はイベントでショーをやらなければならない、という日は、「家で原稿をある程度書いてから支度をし、取材先へ向かう電車の中で取材内容などを再確認し、取材を終えたら帰りの電車の中で夜のイベントでやるショーやライブの内容を考え、ときには楽屋の中で、出番の合間に原稿の手直しをする」といった具合に、まさに分刻みでさまざまな情報を処理し、作業をしなければなりません。
私は昔からメモ魔で、常にA5サイズの手帳や取材用のノート、A4の紙を持ち歩き、スケジュールやTO DOリスト、打ち合わせや取材で聞いたこと、決まったことなどは、どんどんメモしていきます。
そのため、やらなければならないことを完全に忘れてしまうということはめったにありません。
ただ、バタバタしている中でメモをとると、何をどこにメモしたかわからなくなったり、後で見返しても内容が思い出せなかったり、といったことがよくあります。
「忙しいとき、同時にいろいろなことをやらなければならないときに、情報を的確に整理したい」「大事なことを、しっかり記憶に定着させたい」「考えなければならないこと、決めなければならないことに対して、できるだけ早く答えを出したい」。
そうした課題を解決するために考えついたのが、メモを活用した情報整理術であり、思考術でした。