ジャニーズWEST桐山照史がドラマ初主演、“食べて魅せる”熱演にあっぱれ
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>
人が食べているものはおいしそうに見える。人がおいしそうに食べているものは、自分も食べたくなる。
ジャニーズWESTの桐山照史さん(31)がグルメドラマ『ゲキカラドウ』(テレビ東京系)に参戦! 激辛料理に挑む若き営業マンに扮し、視聴者の胃袋を刺激しまくっています。
本作が連続ドラマ初主演となる桐山さんは、ジャニーズでも有名な“愛すべきわがままボディ”の持ち主。“ぽちゃジャニ”の異名をとり、「趣味はダイエット。特技はリバウンド」とのたまうお茶目キャラでもあります。
愛嬌たっぷりの桐山さんですが、その演技力には定評があり、すみずみまで味の染み込んだ芝居は観る人を魅了してやみません。
そんな桐山さんが演じるのは、大阪から東京に異動してきた飲料メーカーの営業担当・猿川健太。彼は応援団の出身で侠気があり、人も自分も鼓舞できる強さがあるようです。
第1話では、歓迎会で同僚たちが激辛料理をむさぼるさまに呆然とし、個人経営の酒屋に営業に行くも相手にされず、あげく「営業お断り」の貼り紙までされて途方に暮れる猿川の姿が描かれました。
肩を落としつつ入った中華屋で、お客さんがこぞって“地獄ラーメン”を食べているのを不思議に思い、つい真似てしまう猿川。
はからずも、もっとも辛い“地獄の50丁目”をオーダーするも、まっ赤なスープに言葉を失い、失笑する周囲の客に身を縮める彼。
しかし、上着を脱ぎ、ネクタイをゆるめ、袖まくりをして「負けるか……!」と意を決した猿川は、「ズズッズズズーッ!」と麺をすする音も軽やかに、辛ウマな地獄を進みます。
オアシスのようにもたらされる目玉焼きとチャーシュー、そして白飯。箸の先でつついて溶け出した黄味をチャーシューにからめ、赤いスープにつけてまろやかな緩急をつける。すかさず白飯をかきこんで、ひりついた舌を癒やす。
脳裏には応援団の仲間たちのエールが力強く響き、これに推されてまた熱い麺をすすり上げ……額にもこめかみにも汗の玉が浮き、彼の健闘を讃えるように光っています。
この一連の流れが実にあっぱれで美しく、桐山さんの所作には無防備な色気さえあります。
“地獄”を食べきった彼は他客から賞賛のまなざしを受け、ほてった身体で受ける風のさわやかさに驚きます。

第1話はまっ赤な地獄ラーメン
色気さえ感じる食事シーン
1
2