大きな不安を抱えたまま翌朝を迎えた麻美さん。待ち合わせに向かうと、そこには歩く気満々の元気な真衣さんの姿がありました。 「真衣さんは歩くことに慣れているせいか歩くスピードが速く、付いていくのにやっとでした。会社に到着する頃には足も痛くて息も上がっていて、とてもこれから8時間も働ける状態じゃないと思いました。案の定午前中から眠気がすごくて、全然仕事に集中できなかったです」 　しかし、それからも出社前日に真衣さんから待ち合わせの連絡が来るようになり、断れない麻美さんは半強制的に出社前に1時間歩くことになってしまいました。そしてそれが2週間ほど続いた頃。 「疲れがピークだったんだと思います。自分の席で軽く居眠りをしてしまい、上司に注意されてしまったんです。毎日疲れと眠気で仕事がうまく進んでいないことには自分でも気づいていたんですが、まさか居眠りなんて自分でもショックでした」 　そして、ただでさえショックを受けている麻美さんに対して、真衣さんが言った言葉は…。