風邪で寝込む妻に「晩メシは?」と夫。その後の夫の行動に妻が泣いたワケは?
まだまだ寒さの厳しいこの季節、新型コロナの感染はもちろん怖いですが、カゼなど別の原因で体調不良を起こす人も多いのではないでしょうか。
ひとり暮らしの女性にとっては自宅で寝込むのは孤独でさみしいと感じる人も多いかもしれませんが、夫や恋人と一緒に住んでいるからといっても必ず相手が気遣ってくれるとは限らないようです。
美容メーカーに勤める砂田直美さん(仮名・33歳)もそんな夫の態度に「頭の中では日常的にボコボコにしている(笑)」と話します。
「今から2年前のことなんですが、その日は朝から朝から熱っぽさと強い倦怠感があって、最悪の体調でした。実は、この2日ほど前からノドの痛みを感じ始め、せきや鼻水も出るようになってかぜだと思い、市販のかぜぐすりを飲んではいましたが、営業職で冬場も寒い中、外回りをしていたこともあって体調は悪化する一方でした」
食欲がなかったので自身は何も食べなかったそうですが、夫は朝からしっかり食事をしたい方だったので、いつものように朝食を用意。作りながら何度もせき込む場面があり、彼はすぐ近くの食卓に座って新聞を読んでいたそうですが体調を気遣う言葉は一度もかけてくれなかったといいます。
「付き合っていたころから鈍感なところがあり、私が髪形をガラっと変えても気づきもしない。まあ、このときも少しアキれてはいましたが今に始まったことではなかったですから。私も自分の支度などで忙しかったですし、そこまで気にしていませんでした」
しかし、いつもなら平気な通勤の満員電車の車内で立ちくらみを起こすなど体調はさらに悪化。なんとか出社するも外回りに行けるような状態ではなくなっていました。
「さすがにもう無理だと思い、上司に事情を説明しました。数日前からかぜ気味だったことも知っていたこともありますが、私の顔色も青ざめていたようで『こっちは大丈夫だから帰って休みなさい』って。それで一緒に外回りする予定だった後輩に打ち合わせ用に作った資料を渡して後は任せ、出社して2時間ほどで早退させてもらうことにしたんです」
会社を出た後、職場近くのクリニックで診てもらったところ、かぜと診断。その後はいつものようにスーパーで買い物することもなく真っすぐ家に帰り、処方された薬を飲んでベッドで休んでいたそうです。
「彼にはLINEでかぜで具合が悪いから早退した旨をLINEで伝えました。一応、《わかった》とだけ返信はありましたが、この状況でも体調を気遣うような言葉もない。正直、夫なら心配する言葉の一言くらいあってもいいだろ、と怒りがこみ上げてきましたが38度台後半だった熱がさらに上がりそうな気がしたため、何も考えないようにして眠ることにしました」
そのまま寝入ってしまい、物音に気づいて目が覚めるとすでに夜。ちょうど夫が帰宅したところでしたが、寝室に入ってきた彼はベッドで寝込んでいる直美さんを激怒させてしまいます。
「『なあ』と声をかけてきたと思ったら『晩メシは?』って。その一言に今まで感じたことがないほどの強い怒りがこみ上げて来ましたが、熱もあったので怒鳴る気力もありませんでした」
妻の体調が悪そうなことに気づけない鈍感夫
寝込んでいるのに「晩メシは?」のまさかの一言

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