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風邪で寝込む妻に「晩メシは?」と夫。その後の夫の行動に妻が泣いたワケは?

妻のために作ったおかゆ

 とりあえず、冷蔵庫には作り置きしてあったおかずもあり、炊飯ジャーにもご飯が残っていることを伝え、再びベッドに潜る直美さん。  しばらくすると再び夫が寝室に入って来たそうですが、このとき彼が持っていたのは1人用サイズの小さな土鍋。なんと彼女のためにおかゆを作ってくれていたのです。 「『どうせ何も食べてないんだろ?』って。朝の反応やメールの返信でも心配するそぶりなんか見せなかったので、まさかこんなことをしてくれるなんて思ってもいませんでした」  玉子を落としただけのシンプルなおかゆで塩が入っていないのかまったく味がしなかったそうですが、普段見せない彼の優しさにうれしくて泣いてしまいます。 「私にとっては予想してなかったサプライズ。言葉足らずもいいところですよね。でも、『味がしない……』って号泣しながら言ったもんだから、あまりにマズくて泣いたんだとカン違いしたのか、ものすごくあせっていました(笑)」 泣く妻

夫をやっぱり嫌いになれないのは

 この一件の後も夫は相変わらず気が利かず、その様子に腹を立てるこも数えきれないほどあるようです。しかし、それでもやっぱり嫌いになれないそうです。 「あんな人でも好きになったのはもともと私のほうですから。できればたまにではなく、ふだんから優しいところを見せてくれるといいんですけどね」  口では散々文句を言ったりもしていましたが、それが本心かといえば微妙なところ。結局のところ、ただののろけ話なのかもしれませんね。 ―夫・彼氏を殺したいと思った瞬間― <文/トシタカマサ イラスト/カツオ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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