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交際2週間でスピード婚「トラウマ級の地獄を見た」31歳女性の嘆き

向き合い直そうと思ったら失敗。夫がモラハラ化

「離婚を切り出された際、最初は私、やり直せないかなって提案したんです。だって結婚してから1回も向き合ったことがなかったんです。半分は自分の責任ですが、何も努力せず別れるよりも『もう1回やり直してみない?』って言ったんですが……まあそうきれいに話はいきませんでした」 夫婦喧嘩 モラハラ 意外な提案に、久志さんは怪訝(けげん)そうな顔をしたといいます。そして「何でそう思うの?」「別れない魂胆は何?」と、完全に疑心暗鬼モードになったといいます。 「久志は私からの提案が相当『はあ?』って感じだったみたいで、『何狙いなの? お前が外に彼氏いるの知ってるんだぞ。あ、別れないのは2人の貯金目当てか?』って、突っかかってきました。そして苛立った彼の態度は、だんだんとモラハラのようになっていきました」  その日を境に、由紀子さんは関係を修復してみようと思ったのに、久志さんは事あるごとに由紀子さんに八つ当たりのような態度を取るようになったといいます。 「結婚生活がお前とじゃ何も満たされない。家にいても死んだように居心地が悪い。そもそもお前がさっさと出ていけ。裁判を起こしたって、外に恋人を作ったのはお互い様だからな」  久志さんはこのように由紀子さんをなじり倒したといい、だんだん由紀子さんも修復なんて提案した自分が、バカバカしくなったそうです。

「自業自得だけど、離婚した今でもトラウマ」

「引き止めた結果、自分のメンタルがやられかけてしまい、アホか! って思いました。会うたびに嫌味を言ってくるので、もはや一緒にいるだけで毒です。でもそれで別れたら相手の思うツボかと思ったら、ムカついてきて……じゃあ別れないわ! って気持ちになったりもして(笑)。結局アップダウンの末に、1年かけて別れました。今思えば、さっさと別れればよかったですね」  結局財産も二等分して、さっぱりと別れた由紀子さん。とはいえ、最後の地獄のような1年によって、彼とのスピード結婚という30代の過ちが、人生のトラウマになったといいます。 「ちなみに今付き合っている彼は、2年付き合っててそろそろ結婚すべきか迷っています。37歳まで2年の交際期間なので十分だと思うんですが、久志の一件からものすごい慎重になっている自分がいます。ええ、自業自得ですけど」  みなさん。劇的な出会いにはご注意を。 ―人生を変えた劇的な出会いと別れ―   <文/しおえり真生>
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