睡眠時間8時間+睡眠前と睡眠後の4~5時間を空腹時間とする、このルールはいたってシンプルです。たとえば、夜8時までに夕食を終え、次の食事は翌日の昼12時の昼食。これで16時間あきます。
とてもわかりやすいのですが、朝起きてから4~5時間食事なし=朝食抜きということになります。やはり長年の習慣から脱却するのは、すぐには無理というもの。そんな時の救世主が「
味つけされていない素焼きのナッツ類」です。
「ナッツ類にはビタミンやミネラルなどの栄養素がバランスよく含まれていますし、さらに『
ナッツ類に含まれている不飽和脂肪酸がオートファジーを活性化する』と、まだ研究段階ですがわかってきました。
ナッツ類が苦手な人は、『
生野菜サラダ、チーズ、ヨーグルト』でも可能です。くれぐれも『ご飯や麺類、パン、肉』といった、『食べものの塊』に手を伸ばさないようにしましょう」
毎日お昼近くまで何も食べられない、かえってストレスになってしまう、こんな声も聞こえてきそうですが、大切なのは無理なく続けることです。最初は土日をリセットタイムにしてはいかがでしょう。土日は朝遅くまで寝ている、というスケジュールなら、空腹時間を16時間にするのも難しくないと思います。
「
毎日空腹の時間を作ろうと無理をするよりも、できる範囲で長く続けることのほうが大事」と青木先生も継続を第一に勧めています。
この食事方法には、制限すべき食べものはありません。好きなものを好きなだけ食べたいい、というのは何よりの励みになるのではないでしょうか。そして、16時間の空腹を守るだけで2週間で5kg痩せた方もいるそうです。健康になってきれいになる、まさに私達が叶えたい新しい願いが、この1冊に詰まっていると言っても過言ではありません。
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<文/森美樹>