「『ちょっと考えてみるね』とその場での返答を避けて、そのまま逃げようかなと思いましたが、彼女からの猛プッシュは止まりませんでした。ハッキリ断るのは気が引けるから遠回しな言い方をしていたのに同じ話を何度もしてきたたので、強い口調で『いい加減にしてください!』と言ったんです」
しかも、この一言だけでは終わらず、「こんな風にいきなり勧誘するなんて、失礼じゃないですか」など非難の言葉を浴びせてしまったそうです。
Hさんは「ゴメンね」とその場で謝罪。祥子さんも「すみません、私も言い過ぎました」と謝って、そのまま彼女の家を出てきてしまいました。
「それ以来、向こうから声をかけてくることはなくなりました。私もそれまでのように付き合うのは難しかったし、結局私たちが引っ越すまで気まずいままでした。
断ったことは間違ってないと思いますけど、そのあとに非難した言葉は、余計な一言だったかもしれません。私って思っていた以上に怒りの沸点が低かったのかなとそこは反省しています」
特にママ友の場合、普段から顔を合わせる機会も多く、勧誘を断って完全に関係が切れるわけではないのが困ったところ。正直、面倒臭いとは思いますが、スマートな断り方というのも必要なのかもしれませんね。
―人間関係でやらかした話―
<文/トシタカマサ イラスト/やましたともこ>
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。