こんにゃく芋とこんにゃく
こんにゃくは、こんにゃく芋の粉から作られる「精粉こんにゃく」と、生のこんにゃく芋から作られる「生芋こんにゃく」に大別されます。最近では精粉こんにゃくのほうを目にすることが多いでしょう。
生芋こんにゃくは、こんにゃく芋を“皮ごと”すり潰して作られています。こんにゃく芋の皮は黒っぽいため、黒いこんにゃくになり、黒い粒も存在します。精粉こんにゃくに比べて食感やこんにゃく芋の風味が良いのが特徴です。
一方、粉から作られる精粉こんにゃくは、こんにゃく芋の皮を含みません。そのため、白いこんにゃくが出来るのですが、白いこんにゃくを見慣れてない地域もあります。そこで、
アラメやヒジキといった海藻粉末を入れて黒いこんにゃくにしているのです。黒い粒も海藻由来です。
ちなみに、東北地方では白いこんにゃく、それ以外では黒いこんにゃくが一般的なようです。
粉から作られるこんにゃくは、原材料に「海藻粉末」と書かれているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
<文/栄養士 梅原しおり>