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北川景子×永山瑛太『リコカツ』にみる、離婚を思いとどまるきっかけとは

ドラマ『リコカツ』(TBS系列)が先週(4話)で急展開しました。
(画像:「リコカツ」TBS公式サイトより)

(画像:「リコカツ」TBS公式サイトより)

 価値観の違いによる衝突から離婚しそうになっていた咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)が、歩み寄って、ラストは紘一が「離婚はやめよう」と咲をハグ。  離婚を考えて行動したことが、ふたりの関係を再出発に向かわせたというアクロバティックな展開を、離婚経験のあるイラストレーターまつもとりえこさんが考察、咲と紘一だけではなく、ふたりの両親の離婚の危機の原因も探ります(以下、まつもとさん寄稿)。

咲と紘一の場合~お互いの家族の悪口はタブー

リコカツ1 運命的に出会い、スピード結婚をした咲(北川景子)と航空自衛隊隊員の緒原紘一(永山瑛太)。  しかし新婚すぐに「離婚したほうがいいかもね!」と大げんかしてしまいます。けんかのきっかけは価値観の違いでした。  スピード婚ゆえのコミュニケーション不足。お互い価値観が違うってちゃんと自覚していれば良かったのかもしれません。夫婦は元々他人同士、価値観違って当たり前なんですから。  例えば紘一がデートで連れて行った男メシの食堂。価値観が違うことを自覚していれば、紘一は店の情報をあらかじめ伝えていたかもしれないし、咲も「男ってしょうがないな、かわいいな」と思えたかもしれません。  不器用で勘の悪い紘一ですが「思ったことは全部言ってくれ。全部受け止める」と、相手を理解しようとします。ここは良いところ!「私がご飯作る前提になってるのっておかしいと思う」という咲の意見もメモを取りながら真面目に聞いていました。  しかし、咲は紘一が大切にしている「家訓」を笑い、また紘一は「君の家は個人主義でバラバラだから」と咲の家族を腐してしまうのです。これが「離婚したほうがいいかもね!」の決定打でした。家族を悪く言うの、よくない。
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リコカツ
TBS 毎週金曜よる10時
脚本:泉澤陽子
主題歌:米津玄師「Pale Blue」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
音楽:井筒昭雄
演出:坪井敏雄 鈴木早苗 韓哲 小牧桜
プロデュース:植田博樹 吉藤芽衣
出演:北川景子、永山瑛太、高橋光臣、白洲迅、大野いと、田辺桃子、中田クルミ、松永天馬、武田玲奈、中山麻聖、松川星、菅原卓磨、池田大、吉田涼哉、柴田勇貴、夏野琴子、平岩紙、宮崎美子、酒向芳、三石琴乃、佐野史郎、平田満
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