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南明奈さんの一件で考える「流産の後、医師の一言に絶句した」励ましがつらいことも…

医師の言葉に絶句…

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写真はイメージです(以下同じ)

「次男の出産のときからずっとお世話になっていた先生だったのですが、『悲しい』と話したら『2人子どもいるのにまだ欲しかったの?』と言われたんです。  先生は日々いろいろな方を診ているから流産には慣れていたのかもしれないですけど……そんなふうに思いながら診察されていたのかと思うと、なんだかとても残念で悲しくなりました」  子どもは一人一人が唯一無二の存在で、きょうだいと比較したり、変わりになったりするものではありません。「他の子がいるじゃない」「また作ればいいよ」というような、失った子どもの存在をないがしろにするような発言は、相手を大変傷つけてしまいます。  さらに、Sさんは家族との温度差も気になったと言います。 「当時まだ次男が小さかったので、次男を乗せたベビーカーを持ち上げたり、出産に向けて物を整理したりしていたのですが、そんな行動がいけなかったのかな、無理してたのかなと自分を責めていました。そんな中、夫は『仕方ないよね』とあっけらかんとしていて、その温度差がつらかったです」  子どもを失ったという立場が同じ家族でも、当事者との考え方が異なることもあります。しかし、子どもを宿していた本人の悲しみや自責の念は想像している以上にとても深いもの。家族も相手の気持ちに寄り添うことを忘れてはいけません。

触れられないのも切なかった

学校 また、当時PTAの役員をしていたSさんは、今後の活動に影響が出る可能性があったため、すでに周囲に妊娠を報告。流産について話したときの周囲の反応を話してくれました。 「何も知らない状態で『調子どう?』と聞いてくれた方に『実はダメになっちゃったんだよね』と伝えると、『そうなんだ……』と言ったきり、その話題には一切触れてこない、といったことがよくありました。  気持ちはとても分かるのですが、触れられないと妊娠自体がなかったことになってしまうようで、むしろ切なく感じましたね。自分からも話せなくなってしまいますし。  仲の良い人は『あれから体調大丈夫?』と聞いてくれて、その温かさが嬉しかったです。話題を避けられるよりも、体調について触れてもらったり、心配してくれたりしてもらう方が、嬉しかったですね」
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「次があるよ」はつらい
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