――最近はどんなものを?
『星空のむこうの国』より
鈴鹿「最近だと、現代社会では精神的距離のバランスが崩れているような気がしていて、LINEとかZOOMなんかで会話はしているけれど、直接会っているわけじゃないので、精神的な距離が縮まっているわけじゃないだろうなと感じていました。読んだ本にもSNSなどで繋がって、そこから『はじめまして』で会ったとして、言葉はタメ口になっていたりしても、その人のことを分かっているようでいて、精神的な距離は縮まってはいない、みたいに書かれていて、確かにそうかもなと思いました。
やっぱり直接会って話すのとは違うので。現代だからこその付き合い方も出てきていますが、僕としては直接会って話したいなと思いました。そういったことを考えてます」
――いろんな考えを深めるのは、お仕事にも役立ちそうですね。最後に、メッセージをお願いします。
鈴鹿「今回の映画は僕のやったことのないジャンルで、映像になったときにどうなっているのかがとても楽しみな作品でした。口調も普段の僕とはまた違うので、どこまで違和感なくできるかなというのも課題でした。そしてヒロインの理沙と出会ってからの男としての変化が出せればいいなと思いました。楽しんでください」
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(C) 2021「星空のむこうの国」製作委員会
<撮影・文/望月ふみ>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。
@mochi_fumi