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あなたは大丈夫?更年期が早く来てしまう女性の“意外な共通点”

今すぐできる、2つの更年期対策

 ここまで、奥が深い「プレ更年期」をはじめとしたホルモンバランスの変化による不調について、様々な角度から紹介しました。ただ、更年期の諸症状は「病気ではない」と思っている人も多く、不調を感じても我慢をしたり、適切な対策を取ったりできないケースも多いといいます。 更年期 対策 それなら、少しでも自分で症状を抑えることはできないものでしょうか。先生に「今からできる日常生活の中での予防策」について教えてもらいました。 「1つは、自律神経を整えるために規則正しい生活を送ることです。自律神経を整える生活は、更年期に限らず、常に心がけていただきたいところです。  あとは、自分での対策ではないのですが、相談できる婦人科を見つけ、日頃から体のケアとして、医師とコミュニケーションを取っていただきたいです」

元気な時から、ホルモン療法の得意なクリニック探しを

「例えば、年1回の子宮がん検診や乳がん検診の時に、合わせて最近の体調の変化を記録しておき相談してみるなどで良いと思います。その際婦人科選びのポイントとして、ピルの処方やホルモン療法を得意としているクリニックを見つけられるといいですよね。  婦人科医といっても、その得意分野は医師により異なっています。ホルモン療法に詳しい医師でないと、いざプレ更年期になったから薬をどうするかといった相談をしても、患者さんの満足がいく処置ができないケースもあると聞いたことがあります。相性の部分も大きいですが、ぜひ元気な時から、こうした信頼できるクリニック探しは始めてみてください快適な暮らし 笑顔 女性 筆者は以前、20〜30代向けにウーマンズヘルスについて取材したことがあるのですが、その際も「かかりつけ医を持つことの重要性」について話が出ました。婦人科系の不調は、がんのような一部の疾患をのぞけば死に直結しにくいという特性上、後回しにする女性が多いのだといいます。  でも、一生付き合う体のことを一生かけて学び、そしてケアして自分なの答えを見つけていけた方が、人生はいつまでも健やかに輝けるはずです。  もし今「あれ?」と思う違和感を覚えている人がいるならば、ケアする道を一歩踏み出してみる。それだけで、人生の快適度はうんと変わっていくかもしれません。 ―30代から知っておきたい「更年期」のこと― 【石山尚子】 1996年富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業。産婦人科専門医。富山大学附属病院および関連病院勤務の後、2007年より対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座勤務。 <取材・文&イラスト/おおしまりえ>
おおしまりえ
コラムニスト・恋愛ジャーナリスト・キャリアコンサルタント。「働き方と愛し方を知る者は豊かな人生を送ることができる」をモットーに、女性の働き方と幸せな恋愛を主なテーマに発信を行う。2024年からオンラインの恋愛コーチングサービスも展開中。X:@utena0518
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