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「ゆで卵&目玉焼き」をプロ級においしく美しく作るコツ

美しくおいしい目玉焼きの作り方

<卵の落とし方がすべてを決める>  超半熟派、両面固焼き派、白身カリカリ派……。目玉焼きの焼き方は、人によって好みが別れるため、オススメを一概には語れません。しかし、絶対に守ってほしいのは、卵を割って落とす時の「衝撃」を防ぐこと。卵黄本来の柔らかさで味は決まります。衝撃が加わった目玉焼きは、下に落とした絹ごし豆腐を冷やっこで食べるようなもの。まずは小ぶりの器を用意し、卵の中身をふんわり移す準備が必要です。 茹で卵_6

半熟と固焼きで、ちょっと違うコツ

<半熟がお好みの場合> (1)充分熱したフライパンに油をひき、「弱火」にする。油がなじんだら準備した生卵を、低い位置からゆーっくりフライパンに乗せる。ゆっくりが重要。白身に熱が加わり、いびつに広がるのを防げる。 (2)様子を見ながら、好みの固さに仕上げる。途中、へらで下側部分を一度はがしておくと焦げ付くことがない。下側をカリっと仕上げたい場合は、最後に一瞬火を強める。 茹で卵_7※成形にこだわりたいなら、型抜きがオススメ。百均でも様々な形のものが揃っています。 茹で卵_8<固焼きがお好みの場合> ・基本的な焼き方は、半熟の場合と同じ。 ・ポイントは、黄身と白身を分け、最初に黄身だけを焼く。ある程度固まったら、箸で混ぜ合わせた白身を加え、じっくり焼く。 ・キレイさを重視せず、黄身表面が白くなっても良い場合は、白身と黄身を分けず、フタを使って蒸し焼きにする。(火力は中火。ある程度固まったら大さじ1の水を入れて1分加熱、火を止めて30秒蒸らす。)  ぜひチャレンジしてみてくださいね! <文/スギアカツキ>
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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