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進化型ヒモ男子がすごい!働く女性を徹底サポート、ちょっといいかも…|辛酸なめ子

ヒモ卒業を考える彼女とのラブラブ生活とは

 他にも必要なスキルはあるのでしょうか? 例えば性的なテクとか……。 「あるに越したことはないんじゃないですかね。僕はとくに必殺技とか持ったことないですが……。ただ、今の彼女のことが好きになりすぎて自分で自慰するときも彼女のこと考えてるんです」 ラブラブ! ヒモ卒業を考える彼女との生活がすごい 男性の性癖についてよく知らないのですが、聞くと普通はAVやエロサイトを見て別の人で発散するそうです。 「もう一途です。顔面が好みのタイプなんですよね。願ったり叶ったりです。芸能人に例えるとにゃんこスターのアンゴラ村長みたいな。ちなみにLINEもTwitterもGmailも彼女が皆パスワード知ってるんで浮気も何もできないです。毎日風呂も一緒に入りますし。僕が入ってから3分後に彼女が入ってきて、彼女が髪を洗うタイミングで僕が彼女の体を洗います。地蔵を洗うみたいな感じで。ベッドも4年くらい一緒で……」  と、ヒモの取材をしていたのが、いつの間にかノロケを聞かされる流れに。こんな風に、日々ヒモの愛情と奉仕で充電することで、彼女は仕事をがんばれるのでしょう。

ヒモ市場の発展に期待したい

 今や時代の価値観も変わり、男だから働けとか女は家事をしろ、という役割分担から解放されつつあります。家事が好きな人が家事をして、外で働くのが向いている人が働けばいい……そんな柔軟なスタイルが広まれば、もっと生きやすくなるはずです。  マッチングアプリでヒモという項目ができたら、需要あるかもしれません。ヒモの間でも競争が起こり、よりサービス精神旺盛で眉目秀麗なヒモ男子が増えたりして……ヒモ市場の発展を見守っていきたいです。 <文/辛酸なめ子>
辛酸なめ子
東京都生まれ、埼玉育ち。漫画家、コラムニスト。著書は『辛酸なめ子と寺井広樹の「あの世の歩き方」』(マキノ出版)、『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎)、『女子校育ち』(筑摩書房)など多数。
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