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60歳の名優、勝手に写真を撮った男をブン殴って警察沙汰に。自己防衛か

 米ベテラン俳優のウディ・ハレルソン(60)がホテルで男性を殴り、警察が出動する事態となった。現場には、ウディの妻や3人の娘もいたことから、事件当時は家族で過ごしていたようだ。過去にもたびたび暴力沙汰を起こしているウディ、今回は一体何があったのか?

酔った男性にしつこく写真を撮られた

Bangshowbiz20211011

ウディ・ハレルソン

 ワシントンD.C.にあるホテルで暴力事件が発生したと通報があったのは、今月6日の23時ごろ(現地時間)。警察が駆け付けると、現場にはウディと妻のローラさん、15歳から28歳までの3人の娘を含めた数人がいたという。  警察によると、事件の発端は、酔っぱらった男性がウディと娘の写真を撮ったことだという。ウディは、その男性に写真撮影を止め、撮影した写真を削除するよう求めたところ、口論に発展。さらに、その男性が首を掴もうと飛びかかってきたことから、「自己防衛のために」男性の首を殴ったと話しているという。  目撃者もウディの説明と同じ証言をしているそうで、警察はメディアに対し、その男性が最初に暴力をふるったようだと話している。その男性はホテルの部屋で事情聴取を受けたというが、捜査はまだ続く見通し。今のところ、男性の身元などは明らかにされていない。

父は殺し屋で、服役中に獄中死

『ヴェノム』シリーズ、『スリー・ビルボード』などでおなじみのウディ。スキャンダラスでクセの強い役柄を迫力たっぷりに演じ、その高い演技力でアカデミー賞やゴールデングローブ賞といった栄えある賞にもたびたびノミネートされている。
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(※画像:Amazonより)

 1994年の話題作『ナチュラル・ボーン・キラーズ』で史上最悪の殺人犯を演じ、頭角を現したウディだが、実はその出自や経歴もかなり衝撃的。父は殺し屋で、殺人の罪で服役中に獄中で死亡したといわれている。  そんな複雑な家庭環境で育ちながらも、大学まで進学し、俳優の道を切り拓いたウディだが、問題行動が多いことでも有名。1996年にはマリファナ栽培、2002年にはロンドンでタクシーの後部座席を破壊して逮捕されている。また今回と同じように、写真を撮られたことがきっかけで、これまでにも複数回、言い争いや暴力沙汰に発展した。

「ゾンビと見間違えて」パパラッチに殴りかかる

 1995年には、家族でリゾート地を訪れていた際に、後をしつこくつけてきたカメラマンと衝突2006年にはメディア関係者のカメラを破壊したとして、のちに訴えられた。  さらに2009年には、ニューヨークの空港でパパラッチに殴りかかったことが報じられた。その際、ウディはこの件について、次のような声明を発表した。 「僕は『ゾンビランド』という映画を撮り終わったばかりだった。この作品では、ゾンビにひたすら襲われる役を演じていたから、ニューヨークに戻ったときには、まだ役が抜けきれていなかった。だから空港でパパラッチを見たときはびっくりして、ゾンビと見間違えてしまった」  そんな冗談みたいな釈明が功を奏した(?)かどうかはわからないが、いずれにしても、パパラッチの訴えは却下され、ウディが罪に問われることはなかった。  ウディが昔からかなりヤンチャだったことは間違いないが、写真撮影をめぐる騒動にはある共通点も。つい先日の暴力事件にしても、1995年と2009年の騒動にしても、一緒にいた家族が狙われたことだ。  これまで、ウディ以外にも、パパラッチとのトラブルが取り沙汰された海外セレブは少なくない。日本でも、福山雅治が家族のプライベート写真が写真誌に掲載されたことに、苦言を呈したこともあった。また最近は、メディア以外からカメラを向けられることもあり、プライベートの場で一般人から無断で写真を撮られる有名人も多い。人気商売とはいえ、所かまわず写真を撮られるのは、さすがに気の毒というものだ。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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