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『ドクターX』はコロナ禍の今こそ観て!全6シリーズ5回転した女性が熱弁

第7シリーズ、第1話の注目ポイントは?

 前述したとおり、今回のシリーズはコロナ禍を想起させる未曽有のパンデミック状態の大学病院が舞台。ここでの「失敗しない」大門未知子の振る舞いは、私たちに大きなパワーをくれることでしょう。いつもの愛すべき常連メンバーが築き上げた『ドクターX』の世界に、大ボス・蜂須賀(野村萬斎)の右腕である広報室長役の杉田かおる、“腰巾着”な副部長役の小籔千豊、アメリカで腕を磨いたスーパードクター役の要潤、初期研修医たちを演じる一ノ瀬颯宮本茉由上川周作……と、豪華な顔ぶれが新しい風を吹き込んでくれるはず!  毎話登場する「ゲスト」も必見で、第1話には岡田将生冨永愛が出演。『交渉人~THE NEGOTIATOR~』(2008年、テレビ朝日系)以来14年ぶりに米倉涼子と共演する岡田将生が演じるのは呼吸器外科医。猛威を振るう感染症を前に、医師として無力さを感じ、医者であることに悩み迷ってしまいます。  そして冨永愛が演じるのは、SDGsに精力的に取り組む敏腕政治家。胆石症のオペを未知子に依頼した矢先、急性胆のう炎で倒れてしまう役どころ。大門未知子とのバトルもあるそうで、迫力ある美女同士の対決は見ものでしょう。 『ドクターX』は「定番なのに、飽きがこない」作品です。それは高視聴率であっても慢心することなく、視聴者を置き去りにしない綿密なリサーチに基づいた舞台設定や丁寧なキャラクター設計、医療ドラマとしての高いクオリティに名優たちの心ゆさぶる演技があってこそ。第7シリーズであるものの、いまだ観たことのない人にも、途中で離脱してしまった人にも、ぜひぜひ観て欲しいです! <文/鈴木まこと(tricle.llc)> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木まこと
日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間でドラマ・映画を各100本以上鑑賞するアラフォーエンタメライター。雑誌・広告制作会社を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとしても活動。X:@makoto12130201
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