最高級の衣装を身にまとい、晴れ舞台でスポットライトを浴びる大スターとなったアニャ。しかし、本人はそんな自分を
「映画に出られるほど、きれいだとは思わない」と語っている。
その複雑な心境は、学生時代のつらい経験からきているようだ。アルゼンチンからロンドンに移住したころは、英語も話せず、なかなか周囲になじめなかったというアニャ。その結果、学校でいじめのターゲットとされ、ロッカーに閉じ込められたこともあったという。昨年のインタビューでは当時を振り返り、「学校では泣いてばかりだった。本当に孤独で、孤立していた」と明かしている。
今では、クリクリッとしたバンビ目がチャームポイントのアニャだが、かつてその“離れ目”をからかわれたこともあったそうだ。
「誰かがフェイスブックで私に魚の写真をタグ付けして、『これは君。君の目ってこんな感じだよ』ってね。そう言われてすごく傷ついた。
それ以降、私は鏡を見なくなったわ」
以前のインタビューでこのように打ち明けたアニャは、いまだに自分の見た目にコンプレックスを抱えているようで、
「自分の見た目は変」だと思っているという。そして、「スターになれるような外見ではない」自分を直視したくないため、「自分の出演作を映画館に見に行くことはしない」とも語っている。
世界中の美女が集まるハリウッドで注目を集め、超一流ブランドであるディオールの顔に選ばれるのだから、「見た目が変」ということはあり得ないと思うが……。