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問題だらけの東京五輪も「大きな意味があった」車いすユーザーの声

障害者を無視したり避けたりする人に知ってほしい

 筆者の住む街は、大きな施設があるらしく車いすや視覚障害のかたをよく見かけます。先日、駅から白杖をついて歩いている男性がいました。交差点まで来て、信号待ちをしているときに、声をかけようか私が躊躇していると、若い男性が後ろからやってきて、「お手伝いしましょうか」と声をかけて、アテンドしていました。その様子がすごくスマートで、いいなと思いました。 車いすのアテンドの仕方を学べる検定もある 街のバリアフリー化が進み、車いすや視覚障害の方たちをよく見かけるようになりました。またケガや病気で、誰もが障害を負う可能性があります。明日、自分や家族、友人が障害を負うかもしれません。決して他人事ではないのです。  周囲に障害のあるかたがいない場合、ミライロ主催のユニバーサル検定がお勧めです。2時間の講座を受講するだけで3級が取れます。基本的な知識があれば、少なくとも障害者を無視したり、避けるようなことはなくなるかもしれません。私も受講しましたが、車いすのアテンドの仕方など、とても参考になりました。 【前回インタビュー】⇒電車内で痴漢・ストーカー被害にあう車いす女性たち「誰も助けてくれなかった」 <取材・文/和久井香菜子  文字起こし/ブラインドライターズ
和久井香菜子
ライター・編集、少女マンガ研究家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。英語テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。視覚障害者によるテープ起こし事業「合同会社ブラインドライターズ」代表
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