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結婚にラブって必要?「結婚したい」は本当に自分の欲望ですか|吉川トリコさんインタビュー

ラブありきの結婚にこだわらなくても

――たしかに、昔はお見合い結婚が多くて、どこの誰とも知らない人といきなり夫婦になって、それでもそれなりにうまくいっていたという話も聞きます。 夫婦 つぶやき吉川「私、今の夫と別れたり夫が死んだりしたら怖いな、やだなってずっと思ってたんだけど、最近はなんか、割と、もし夫が死んでも、次(のパートナー)は女だなって考えたら気が楽になりました。男と暮らすのはいろんな意味でもうちょっと無理だなと思っていて。  多分、恋愛や性愛“以外”でだれかと繋がろうと思ったら、私は女の方がいいなと思ったからなんですけど。でもまぁ、今私は44歳なので、そうなったら、残りの人生はもう、ひとりでもいいかなという気もしてるんです。  だから、もうちょっとその、ラブありきの結婚にこだわらない方がいいんじゃないのかな、楽になれるんじゃないかな、と思いますね」  次回、インタビュー最終回では、ネガティブな感情を笑いに転換する、吉川トリコさん流・楽しく生きるコツも伝授してもらいます! 【吉川トリコ】 1977年生まれ。2004年「ねむりひめ」で女による女のためのR-18文学賞大賞・読者賞受賞。2021年「流産あるあるすごく言いたい」(『おんなのじかん』収録)で第1回PEPジャーナリズム大賞オピニオン部門受賞。著書に『しゃぼん』(集英社刊)『グッモーエビアン!』『マリー・アントワネットの日記』(Rose/Bleu)『おんなのじかん』(ともに新潮社刊)などがある。 <取材・文/日向琴子>
日向琴子
漫画家 / コラムニスト / ラブホテル評論家 / 僧侶 / 様々な職業を転々としたのち、2020年末に高野山別格本山「清浄心院」にて得度・出家。運送屋、便利屋のパートで学費を稼ぎながら、高野山大学大学院にて密教学勉強中
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