――野村さんの熱量はいま釣りに向いていると。趣味が多いイメージですが、どうやって広げていくのでしょうか。
『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』より
野村「僕はスノボやBMXをやっていて、そこで知り合った人達がまた違う趣味を持っていて、そこに行ってみたら俺もハマってという流れです。芋づる式みたいな感じですよね。人と繋がると、趣味は広がりやすいと思います」
――家にこもってドラマを観るとか、寝るのが趣味っていうはだめですか?
野村「ドラマを観るのも趣味ですよね。否定は全然しないです。寝ることに対しても、例えば安眠グッズがすげー好きで、この枕のこの性能が寝るのにめちゃめちゃいいんですよ、くらいの熱量を持った“寝る”っていう趣味だったら分かる!」
――本作では順風満帆な人生を送ってきた祐介が、大きな壁にぶつかり挫折を味わいます。野村さんは嫌なことがあった時、どうやって気持ちを立て直しますか?
野村「釣りだけじゃなく、バイクや車も好きなので、仕事終わりにふらっとバイクに乗ったりして気分転換してるかな。バイクや車は毎日乗れるので。あとは海を見る」
――ところで、ニューヨーク留学から帰ってきてしばらく経ちますが、自分で変わったなと思う部分ってあります?
野村「もとからこんな感じなのでそこまで変化はなかったですかね。ニューヨークにいる人達も自分にしか興味ないっていうか、海外は他人を気にしないので」
――他人を気にしない生き方ってかっこいいですけど、なかなかできないです。
野村「自分を貫いて生きることが大事だと思っています。『ダセーよ』とか言われても、『カッケーし、お前どうなの?』ってなるわけです。他人を傷つけるようなことばっかり言ってるお前がダサいよ。まず自分を見つめ直したほうがいいよって。
自分がかっこいいと思うことを貫いていれば、何を言われようが、『何? かっこいいことしてるし、自信あるよそりゃあ。君たちは?』ってなる。ニューヨークの人は何やっててもみんな『クールじゃん』って言ってくれるし、否定から入らないんですよ」