“食べられない”とろ~りプリンが超リアル!「本物のホイップから型取りしてます」
レストランや飲食店で美味しそうに飾られている食品サンプル。最近では、食品サンプル作り体験ができたり、食品サンプルを使ったさまざまなグッズに展開されたりと、グンと身近な存在になりました。
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株式会社いわさきは大阪にある食品サンプルを作っている会社で、その歴史はなんと今年で89年。来年は90周年の記念イヤーを迎える老舗です。食品サンプル=レストランにあるものというイメージを持つ人も多いと思いますが、じつは飲食店以外でも活躍しているんです。
「一般的なレストランなど以外では病院や大学など、食品や栄養について扱うところで教育用栄養指導フードモデルとして提供しているほか、医療系シミュレーターにも製造技術が応用されています。そして、今回ご紹介する一般消費者向けの商品があります」(いわさき担当者、以下「」内コメント同)
一般消費者向けの商品は、ユーザーからの「作って欲しい」という声に応えて立ち上がったプロジェクトだそう。今やSNSでも人気になりました。
「結構皆さん、彫刻したり、材料を練って作ったりと思われがちなのですが、食品サンプルは、実物から型をおこす製法で作られています」
写真にある「食べかけプリン」にトッピングされている柔らかなクリームも、食べ応えのある肉厚なステーキも、本物から型取りしているのだそう! さらに昔はロウで作られていたサンプルも、今は樹脂で作られるようになり、一層おいしそうな質感に。型取り後は、より実物そっくりに、そして実物以上においしく見えるように細かく彩色されていくのです。
昔の食品サンプルは「いかにもサンプル」でしたが、いつの間にかこんなにもおいしそうになっているのですね。技術の進歩を感じさせます。
さらに、今回は数ある人気アイテムの中から、いわさきの担当者が選んだオススメ商品ベスト5を紹介してもらいました。
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おいしそうに見えるこれらのサンプルはどのように作られているのでしょうか。今回は食品サンプルの老舗、株式会社いわさきにお話を聞きました。
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