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コブクロの不倫イメージで、“大阪万博ソング内定”に疑問の声。そもそも万博に曲は必要?

別にコブクロでもいいのでは

 こうして万博テーマソングの歴史を振り返ると、別にコブクロでもいいじゃないか、と思うのです。だって、そもそもテーマソングを誰も知らないし、マジメに聞きゃしないんだから。曲を聞かれないってことは、歌う人たちにも関心を持たれないということですから、つまりは女性スキャンダルだってノープロブレム。  いつの時代のどの万博でも、最優先されるのは地域の事情であって、それ以上でもそれ以下でもない。関係者みんなが幸せになれる人材を探したとき、今回の大阪万博が、たまたまコブクロだったってだけの話なのではないでしょうか。

小渕さん、もう一度あの「君が代」を

 でも、2025大阪万博が歴史に爪あとを残したいのであれば、もう一度小渕健太郎に「君が代」を歌わせるべきだと、強く訴えたいと思います(※)。 ※2019年9月、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)で小渕が歌った「君が代」は、その異様な高音に笑撃が走った。 <文/音楽批評・石黒隆之>
石黒隆之
音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。いつかストリートピアノで「お富さん」(春日八郎)を弾きたい。Twitter: @TakayukiIshigu4
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