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「不安を抱えて育った」しゅはまはるみが“不器用な母”に今だから思うこと

俳優はすべての経験が糧になる

しゅはまはるみ――しゅはまさんのご活躍はご存じだったのでしょうか? しゅはま:千葉さんは日本のテレビなどをあまり観ないんですよね。息子さんの活躍はおろか、わたしのことなど知らなかったと思いますよ(笑)。もう一度共演したかったです。 ――映画の話に戻りますが、皮肉なものでツラい実体験が多いほど、いいお芝居につながっている側面はあると思いますか? しゅはま:本当にお芝居ってそういうものなんですよね。すべての経験が糧になるなと。苦しかったこと、楽しかったこと、すべての経験が糧になる素晴らしい職業だなと、最近ひしひしと感じています。あの人と出会ったからこそ今があり、全部つながります。千葉さんとの出会いもそうで、最初はわけもわからずアクションを学んだのですが、『カメラを止めるな!』で豹変した日暮晴美役として劇中で回し蹴りができたんですよね。中途半端にしかこなしてこなかったものではあるのですが、無駄じゃなかったと思うんです。

家族の再生の物語

――ストレスで太ったけれども、仕事になった。 しゅはま:本当にそうですね(笑)。あのCMでまたひとつ世間の方の見る目もかわり、新たにわたしを知ってくださる方も増えたので、本当に素晴らしい体験になりましたし、食生活の勉強にもなりました。 ――最後になりますが、今回の映画、読者の皆さんにはどうアピールしますか? しゅはま:女性のほうの共感が高いそうです。理解を示してくれる男性の方にも観ていただて、評判も広めてほしいと思います。でも、女性が女性に向けて作った映画ではないし、そういうつもりでもないと思うんです。今回、シングルマザーと娘ふたりのお話ですが、基本は親子の話です。姉妹、兄弟の話なので、そこで上手く行っているようでいっていなかった家族の再生のお話。性別関係なく感じてもらえると思います。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます <取材・文/トキタタカシ>
トキタタカシ
映画とディズニーを主に追うライター。「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。故・水野晴郎氏の反戦娯楽作『シベリア超特急』シリーズに造詣が深い。主な出演作に『シベリア超特急5』(05)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。現地取材の際、インスタグラムにて写真レポートを行うことも。
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公開情報
幕が下りたら会いましょう』は11月26日より全国にて順次公開中。
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