3歳で天国へ…私をキャットシッターに導いてくれた亡き愛猫・りあん
りあんと出会えたからキャットシッターの自分がいる
そう語る谷沢さんは「キャットシッターりあん」で出会った全ての猫と家族の間に、いつまでも穏やかな時間が流れるよう日々、奮闘中。FIPと向き合う家族の相談にも耳を傾けてきました。
「そのとき必ず伝えるのが『泣かない、落ち込まない、焦らない』です。余命宣告されているように感じる病気だから辛くないわけがないし、人によってはこの言葉が冷たく感じられたりキツイと思ったりすることもあるかと思いますが、時間勝負な病気だからこそ、今しっかりと踏ん張ってほしい。ご家族の笑顔が一番のお薬です」
「闘病」は愛猫だけがするものではなく、共に暮らしている家族や信頼できる獣医師と一緒にしていくもの。自身の経験を踏まえ、そう感じたからこそ、谷沢さんは飼い主さんには自分のメンタルをコントロールしながら、難病の愛猫に笑顔で接してあげてほしいと話します。
“猫生”を通じてたくさんのことを教えてくれた
永遠のニャンバーワン猫息子。天国の愛猫を、そう表現する谷沢さんは今でも毎日ロウソクに火をともし、感謝の気持ちを伝えています。
「彼は“猫生”を通じて、ヒトよりも短い一生である猫さんと暮らすことの意味や命の美しさ、失ったときの痛みなど、たくさんのことを教えてくれました」
いつか虹の橋のたもとで再会したとき、少しも恥じることなく笑顔で「頑張ってきたよ」と報告する。そんな目標を抱きつつ、谷沢さんは今日も猫のスペシャリストとして活躍しています。
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<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291


