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宇垣美里「人は皆、死に何かしらの意味を求めてしまう」/映画『ライダーズ・オブ・ジャスティス』

笑えるくらい血みどろなのに、なぜか温かくて悲しい不思議な余韻が心地よい

『ライダーズ・オブ・ジャスティス』より

『ライダーズ・オブ・ジャスティス』より

 すべての事象は一連の流れの結果というのなら、一人の少女がクリスマスに赤ではなく青い自転車を欲しいと願ったことが、ある組織の壊滅を招いた。  最後にたどり着いた答えはあまりに苦く辛らつで、けれどどのような惨事の後にも必ず夜は明けクリスマスはやってくる。  それを救いのようにも感じる。笑えるくらい血みどろなのに、なぜか温かくて悲しい不思議な余韻が心地よい。  それにしても北欧の至宝、マッツ・ミケルセンの変貌ぶりったるや。飲んだくれ教師からまだ1年もたっていないなんて信じられない。 ライダーズ・オブ・ジャスティス』 監督・脚本/アナス・トマス・イェンセン 出演/マッツ・ミケルセン、ニコライ・リー・コースほか 配給/クロックワークス ©2020 Zentropa Entertainments3 ApS & Zentropa Sweden AB. 【他の記事を読む】⇒シリーズ「宇垣美里の沼落ちシネマ」の一覧はこちらへどうぞ <文/宇垣美里> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
宇垣美里
’91年、兵庫県生まれ。同志社大学を卒業後、’14年にTBSに入社しアナウンサーとして活躍。’19年3月に退社した後はオスカープロモーションに所属し、テレビやCM出演のほか、執筆業も行うなど幅広く活躍している。
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