――ストーカー行為があった場合は、どうしたらいいのでしょうか?
相手に刑事罰を科すことができます。ストーカー規制法で相手の行動を制限してもらう手続きをとるためには、「ストーカー行為を行われた証拠」を集めておきましょう。精神的なストレスから、証拠を消してしまいたくなると思いますが、後の自分の身を守るためにも、証拠は残しておいてください。
――こうしたストーカー行為は、夫婦間や恋人同士の間でも法律的に成立しますか?
成立します。相手から送られたメールや着信履歴などが残っていたり、留守番電話のメッセージが吹き込まれたりした携帯電話や、相手が自宅や職場あたりをウロウロしている写真、もしくは実際に相手がつきまとい行為をしていることを証言する目撃者など、証拠を確保しておきましょう。
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<森元みのり 文/女子SPA!編集部>
森元みのり
東京大学法学部卒業。2006年弁護士登録(東京弁護士会)。2006年森法律事務所入所。 森法律事務所でおもに離婚案件を担当しており、数多くの女性の悩みに応えている。著書に『
妻六法』(共著)など