4位には、2008年の大河ドラマ『篤姫』(NHK総合)がランクイン。本作は全話視聴率20%を超え、初回から最終回までの期間平均視聴率は、過去10年で最高となる24.5%を記録した人気作(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)。堺は、宮﨑あおい演じる篤姫の夫で、江戸幕府13代将軍・徳川家定を演じました。

『篤姫 完全版 第壱集 DVD全7枚』(NHKエンタープライズ)
外では未熟なうつけ者のふりをするも、妻の篤姫にだけに見せる聡明な素顔を見せる家定を見事に好演。巧みに表情を切り替える演技に誰しもが吸い込まれ、本作で堺の人気は不動のものとなりました。
宮﨑のクランクアップ時には花束を持って駆けつけ、堺の姿を見た宮﨑が泣き崩れる一場面も。それほどまでに強い絆を深めた二人は、のちに2011年の映画『ツレがうつになりまして。』で再共演を果たしています。
3位には、2016年の大河ドラマ『真田丸』(NHK総合)がランクイン。堺にとって本作は『新選組!』と『篤姫』に続く3度目の大河ドラマで、初の大河主演を務めた記念すべき作品です。『新選組!』や、現在放送されている『鎌倉殿の13人』の脚本を務める三谷幸喜が脚本を担当したことでも話題になりました。

『真田丸 完全版 第四集 DVD』(ポニーキャニオン)
堺は、戦国時代最後の名将で、徳川家康も恐れる伝説の武将・真田幸村こと、真田源次郎信繁を好演。草刈正雄演じる天才の父、大泉洋演じる秀才の兄の背を追いかけながら、乱世を生き延びていくために、迷い、悩み、苦しみながら成長していく、家族愛にあふれた次男坊を演じ切りました。
三谷の脚本の下、ダイナミックかつユーモアたっぷりな作風が好評で、『篤姫』同様に視聴率も絶好調。全話の平均視聴率が16.6%となり、SNSでも話題になった作品でした。