もうひとつ、使い方を考える上で欠かせないのが支払い方法。特典やポイント還元狙いでクレジットカードを何枚も所持している人は多いが、これも
銀行口座と同じく2枚まで絞るべきとか。
「枚数が多いと不正利用されても気づきにくくなるほか、ムダな年会費を見落としてしまいがち。与信枠にも影響を及ぼし、ローン審査が通りにくくなることも。キャッシュレス決済も同様で、手を広げすぎるとどこにいくらチャージしたか、どこにポイントが残っているかが曖昧になり、支出の流れが把握しにくくなってデメリットとなります」(頼藤氏)
クレカは2枚、交通系電子マネーは1枚、スマホ決済は2つなど、キャッシュレス決済方法は5つ以内に絞っておきたいところだ。
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1. 支出に対する価値基準を持つ
流行や値引きに流されず、自分にとって必要なものかどうかをきっちり考えてモノを買う習慣を持つと、衝動買いによるムダが減る
2. 消費にメリハリをつける
どうしてもこだわりたいものにはこだわり、優先順位の低いものは安く済ませるなど、消費のランクにメリハリを持たせる
3. 費用対効果を意識
いくらお得でもまとめ買いした食材をムダにしたら元も子もない。逆に、自己投資につながる本や人脈を広げる機会への参加をケチっては将来の収入増の芽を摘むことに
4. クレジットカードは2枚に絞る
クレジットカードを何枚も持っていても、不正利用のリスク、年会費などムダな出費のリスクが増えるだけ。与信枠への悪影響も
5. スマホ決済は2個まで
流行に乗って多数の決済方法を所持していても、お金の流れが散漫になるだけ。ポイントも分散し、もったいない
【マネーコンサルタント 頼藤太希氏】
(株)Money&You代表。中央大学商学部客員講師。『1日1分読むだけで身につくお金大全100』『はじめてのNISA&iDeCo』など著書・監修書の累計部数は77万部超
頼藤太希氏
【家計再生コンサルタント 横山光昭氏】
マイエフピー代表。個別相談で2万1000件以上の家計を再生。約90万部のベストセラー『3000円投資生活』シリーズ(アスコム)をはじめ著書多数
横山光昭氏
<取材・文/週刊SPA!編集部>