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値上げラッシュに負けない!家計を守るために一番大切なこととは

 加速する円安、輸入コスト増による値上げラッシュ、支出が増えても上がらない賃金……。“悪い円安&インフレ”の時代を迎えた日本。今までと同じお金の使い方を続ければ、家計崩壊のリスクに晒される可能性も。今回はマネーコンサルタントの頼藤太希氏に話を聞いてきた。今こそ家計を再構築し、円安&物価上昇のダブルパンチに備えよう。

最強の家計をつくるためにできること

最強の家計への道

※写真はイメージです。

「最強の家計をつくるために個人にできるのは、すぐさま行動を起こすことしかない」と頼藤氏は断言する。 「お金に困る人とそうでない人に分断されてしまうのは、シンプルなことをきちんと実践し続けているか否かに尽きる。これがお金の真理です。お金持ちの大半は小難しいことに取り組んでいるわけではなく、シンプルなことをコツコツと実践し続けているだけ。『なんとかなるさ』と楽観的に構えるのはもちろんダメですし、ネガティブすぎるのもダメ。気づいたときから行動を起こすべきです」

頭を“消費脳”から“投資脳”に切り替える

“今日が人生で一番若い”という言葉もあるように、家計再生を始める上で遅すぎるということはない。その上で、頼藤氏は頭を“消費脳”から“投資脳”に切り替える重要性を説く。 「お金が減らないよう財布の紐を締める、といった『お金を使う=消費』というマインドでは、節約はできてもお金を増やしていくことは難しい。1000円の本を買う行為は確かに消費ですが、そこから得た学びによって年収が10万円増えたら、お金を使う行為がお金を増やす行為と同義になったと言えます。お金に困らない人は、普段の支出はもちろん、資産運用やスキルアップにしてもこのような“投資脳”で考えている人が多い。節約は大切ですが、お金を価値あるものに使うことで将来のお金を増やす、という意識も持つべきではないでしょうか」  円安やインフレは、いわば個人では防ぎようのない不可抗力。そんな時代を耐え抜くためには、コツコツと地道な努力を実践し続けるほかないようだ。 【マネーコンサルタント 頼藤太希氏】 (株)Money&You代表。中央大学商学部客員講師。『1日1分読むだけで身につくお金大全100』『はじめてのNISA&iDeCo』など著書・監修書の累計部数は77万部超
最強の家計への道

頼藤太希氏

<取材・文/週刊SPA!編集部>
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