聖母のような微笑が魅力の大崎さんですが、やはり苦手な人もいます。「嚙み合わないな」「ああ、ちょっと違うな」と感じたら、自分からは近づかず、一定の距離を置き、深入りしないようにするそうです。私達はつい「嫌われたくないから」と気をつかい、相手に合わせようとしますよね。でも「
私が心から楽しんでいなかったら、きっと相手も楽しくないんじゃないかな」と大崎さん。「
そんなことでお互い残り少ない人生を無駄にしたくない」。近づかず距離を置くのが、結局は相手のためでもあるのです。
本書を読むと、自分をよろこばせ、楽しませることが、めぐりめぐって世の中のためになっていると気づきます。最後に、大崎さんのツイートを皆さんに贈ります。
「明日という字は『明るい日』と書きます!」
あなただけの明日が、明るく満たされますように。
<文/森美樹>
森美樹
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『
主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『
母親病』(新潮社)、『
神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。
X:@morimikixxx