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89歳の一人暮らし女性が教える、お金がなくても幸せな日々の作りかた

毎日をハッピーにしていくために

 聖母のような微笑が魅力の大崎さんですが、やはり苦手な人もいます。「嚙み合わないな」「ああ、ちょっと違うな」と感じたら、自分からは近づかず、一定の距離を置き、深入りしないようにするそうです。私達はつい「嫌われたくないから」と気をつかい、相手に合わせようとしますよね。でも「私が心から楽しんでいなかったら、きっと相手も楽しくないんじゃないかな」と大崎さん。「そんなことでお互い残り少ない人生を無駄にしたくない」。近づかず距離を置くのが、結局は相手のためでもあるのです。  本書を読むと、自分をよろこばせ、楽しませることが、めぐりめぐって世の中のためになっていると気づきます。最後に、大崎さんのツイートを皆さんに贈ります。 「明日という字は『明るい日』と書きます!」  あなただけの明日が、明るく満たされますように。 <文/森美樹>
森美樹
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx
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