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小学校入学1ヶ月で「学校に行きたくない!」と泣きわめく子。母がとった3つの解決策とは?

「通学が面倒くさい」集団登校へのプレッシャー問題

そして現代の子どもにありがちな「通学が面倒くさい」問題。集団登校や下校の際の『集団でいること』のプレッシャー。 こちらはあえて、一番後でよいから“ついて歩いていけばいい”と教えたそうです。そして、学校に歩いて行っていること、自宅に帰ってくること、それだけで素晴らしいということを抱きしめて教えました。 2か月過ぎたレイちゃんに訪れた変化は、結局通学には慣れ、通学路経由のお友達もできたということです。

「今日学校どうだった?」はプレッシャーになることも

今回の体験談から、やはり子どもとの対話は何よりも大切なのだということを感じます。 佐藤さんがレイちゃんから受け取った最も勉強になった言葉は「『今日学校どうだった?』ってきかれるの、すごく嫌だったの。お友達は作らなきゃいけないし、勉強もしないといけないし、学校は疲れるところなんだなって思ってたよ」とのこと。 小学生の女の子 後ろ姿 ランドセル今回の佐藤さんとレイちゃん一家の件は、あくまで一例に過ぎません。子どもの性格も千差万別。不登校のケースも子どもによって違います。 わが子が親が思う人生のレールを歩いて行く時代はもう終わりかもしれません。親だからこそ子の話を聴き、子を守るために、そして社会で生き抜いていくために…行動に出る事の大切さを学んだ例でした。 文部省によると、小学校・中学校の不登校の人数は2021年10月時点で、19万人以上も存在するそうです(「令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」による)。 生きにくい現代。子どもが子どもらしく生きていける、そんな社会が実現するには、何より『寄り添うこと、親も行動を起こすこと』が大切になってくるのかもしれません。 <文/根本一凛>
根本一凛
元ファッションプレス。化粧品開発経験者。ファッション・美容・ライフスタイルを得意とする女子力アップを応援するライター。
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