――SNSではお化粧品も、日焼けどめとアイブロウのみしか持っていないとありました。 Nozomi「はい。メイクはもともと得意ではなく、メイクレッスンに通ったこともありましたが、いっこうに上手くならなくて諦めました。もともとそんなにメイクをがっつりするわけでもなかったので、『してもしなくても変わらないのならしなくてもいいか』とやめました」 ――すごい！ 徹底されていますね。旦那さまもミニマリストなのでしょうか？ Nozomi「いえ、夫はたくさん物を持ちたいという真逆の考えの持ち主です。ですので、私は1着しか服を持っていませんが、夫は私よりは服を持っています。私と夫の考えは一致していませんが、夫は私の考えを理解してくれています」 ――そうだったのですね。 Nozomi「付き合っている頃に夫の荷物を『これはいらないだろう』と勝手に捨てたら、夫がひどく悲しんだことがありました。そこで、自分の大事なものと相手の大事な物は違うということに気づいて、以降は夫の持ち物は夫が自由に管理しています。ただ、夫も持ち物が少ないことによる便利さを理解しているみたいで、徐々に持ち物が減っています」 ――旦那さまもだんだんミニマリスト化しているのですね。 Nozomi「そうかもしれません。いろんな考えがあると思います。私自身はもともと使っていない物が家の中にあるのが嫌で、いらないものが部屋にたまると不快な気持ちになってしまうんです。子どもが産まれたことで、いらないものを徹底的になくしていった結果がミニマリストにつながったのだと思います。けれど、これは私にとって不快という話なので、物がたくさんあることで心が満たされるのであれば、それは素敵なことだと思います」