幼少期から犬とともに暮らしてきたきたむらさんご夫婦が、最初にお迎えしたのはラルです。ラルの生後3ヶ月後にドッグランで出会ったのが、販売中だったアキ。すっかり仲良しになったラルとアキを見て、アキもお迎えしようと決心したのでした。
とはいえ多頭飼いには心配がつきもの。お世話も2倍になるし、ラルがやきもちを焼く可能性もあります。きたむらさんご夫婦にとっても、チャレンジだったに違いありません。こうして甘えん坊のラル(オス)5歳、とツンデレ女王様アキ(メス)5歳の愛あるドタバタ生活がはじまったのです。
犬は飼い主に忠実ですが、それは飼い主が犬に愛情をそそぎ、犬を尊重しているから。きたむらさんご夫婦も、先輩犬だったラルを一番に可愛がることで、ラルの不安を払拭したようです。そうすることで、人と一定の距離を取りたがる柴犬、アキとの関係も良好になりました。
とはいえ一緒にいるとラルの影響をうけるのか、じょじょにアキも距離を縮めてきて、ついにはきたむらさんご夫婦の膝の上にライドオン。このジワジワ感がたまりません。べったりくっついてくるラルをあしらいつつも、結局「パズルのピースみたい」にラルとアキは密着して眠っているのです。当初は2倍になると思っていたお世話も、むしろ2匹がじゃれあっているおかげでラクになりました。