ほかにも寄付金で不妊手術専門の動物病院を作ったり、猫勢調査のために使ったりするとのことですが、猫勢調査って?
「地域猫に加え、個人の家にどれだけ猫が飼われているかを調査します。犬と違って猫は外に出ないため、何匹飼育されているかわかりません。多頭飼育崩壊という問題を未然に防ぐためにも、まずはどれだけ猫がいるかを把握する必要があります。そして必要に応じて避妊手術をすすめるといった活動もしていきたいと思っています」
ふるさと納税を行う以外にも、こうしてネコリパブリックを訪れたり、イベントに参加したり、グッズを購入したりすることも猫助けにつながります。

ネコリパブリックにはグッズもたくさん
「どんな角度からでも、しかも楽しみつつ猫助けをできるようにしたいです」
殺処分ゼロを目指し、これからもネコリパブリックの活動は続きます。
最後に今後の活動について尋ねたところ、
「日本全国にネコリパブリックを展開し、保護猫の受け皿を増やすことが目標です。また、保護猫のお迎えはしっかりとした生活の基盤があるからできること。保護猫を家族に迎えることがステータスになるようにしたいですね」
と話をしてくれました。
猫のために何かしたいという人は、まずは一度ネコリパブリックを訪れてみてはいかがでしょうか?
<取材・文/増田洋子>