そんなコハクちゃんは、オッドアイにまつわる言い伝え通り、飼い主さん宅に幸運を運んでくれました。

「実は、コハクを保護した日は結婚記念日でした。もともと夫婦仲が悪かったわけではありませんが、コハクが来てから不思議と家族でいる時間が長くなり、会話がとても多くなったんです」
自分たちにとって大切な日が、コハクちゃんにとっても、かけがえのない日になったことに大きな喜びを感じています。

ニャルソックに励むコハクちゃん
また、保護猫と暮らし始めたことで、ペットショップでの生体販売に疑問を抱き、保護猫の譲渡会場がより増えるよう、願うようになりました。
「もっとたくさんの猫ちゃんに、ずっとの家族ができてほしい。私個人では何もできないので、少額ですが、保護活動をしている方などに寄付させていただいています」
ふみふみはしないし、試行錯誤して猫グッズを購入しても、ほとんど使ってくれない……。けれど、ずっと大好き――。そう思える愛しい存在に巡り会えたことこそが、lovekohaku_422さんにとっては最大の幸福です。
コハクちゃんは今日も澄んだ瞳で家族を見つめ、その日常を豊かなものにしています。
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<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291