
SNSでは初めは顔出しをしていなかったみっちゃんさん
――年の差婚ならではのメリットとデメリットは?
ともえ:経験が浅く知らないこともたくさんあるので、主人にいろいろと教えてもらえることがうれしいです。私のインフルエンサーとしての活動も応援してくれていますし、たぶん、同世代だとここまで見守ってくれないと思うんですよね。建築士として働きながら、TikTokやYouTube、インスタグムの撮影に協力してくれますし、家事もめっちゃこなせるので助かっています。デメリットは特に思い浮かばないんですけど、しいて言えば、主人の方が早くなくなる可能性が高いので、子どもができたときの不安があることです。でも、私が覚悟すればいいだけかなと思っています。
みっちゃん:若くて可愛くて、いつもキラキラしていると自慢できるのはメリットです。デメリットは、病院で保険証を見せたときに「娘さんですか?」とほぼ間違いなく言われることかな。付き合いたての頃は、街中で「親子」とか「パパ活」と見られているかなと不安もあったんですけど、さすがにもう慣れました。
――30万人以上のフォロワーを抱えるTikTokアカウント「ともえとみっちゃん」など、SNSで仲むつまじい様子を投稿し続けている理由は?
ともえ:同じ境遇の方々を少しでも励ませればという思いからです。もともとは「芸能界で活躍したい」という夢に向けて、知名度を上げるために開設したアカウントで、二人の日常を漫画化して投稿していたんです。次第に同じ境遇の方々から反響が集まり始めて、毎日、顔出しで投稿するようになりました。
みっちゃん:初めは恥ずかしいので、僕はサングラスをかけて出演していたんですけどね。でも、結婚式の前撮り写真をアップしてからは、恥ずかしさもなくなりました。今では「ともえとみっちゃん」として認知してくださっている方々もいますけど、妻を応援したい気持ちが一番です。「27歳 年の差夫婦」のキーワードによって、妻の認知度がもっと上がればいいなと思っています。
――お二人の同じ境遇の年の差カップル、年の差婚を夢見る方々へメッセージをお願いします。
ともえ:相手を好きな想いと、将来への不安の間で戦っている人たちは多いと思うんです。でも、同じ境遇の仲間はたくさんいますし、SNSで交流を図りながら「たがいに頑張りましょう」と伝えたいですね。年の差がネックで好きな人に告白できないケースもあると思いますけど、たがいに好き同士であれば、周囲の目は関係ないですから。好きな想いを伝えるのはけっして悪いことではないですし、自分の気持ちに素直になるのが一番だと思います。
みっちゃん:僕は、男性側に伝えたいです。同じ境遇で「相手の親に認めてもらえるのか」と不安を感じる方もいると思いますが、年上側であれば、相手のご両親に対して、誠心誠意をもってお願いするしかないと思っています。相手の周囲の人たちからも「何だ、あんな奴と付き合うなんて」と思われないよう、自分を磨いていくのも大切です。普段の生活も仕事も、あらゆる面で認めてもらうために努力を重ねていってほしいです。
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<取材・文/カネコシュウヘイ>