夫のDVから抜け出すために…風俗で離婚資金を貯めた女性の現在は
「人生、山あり谷あり」ということわざもあるように、浮き沈みがあるのが人生というもの。恋愛や仕事、人間関係…何がきっかけで良い方向にいったり、悪いことが起きたりするかはわからないものですよね。今回は実録シリーズ「人生の転機、上がったり下がったり」から、過去の人気記事を再録します(初公開2018年4月13日、情報は掲載当時のものです)。
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人生が上手くいかない時に「何もかもおしまいだ」と絶望してしまうかもしれません。ですが、たとえ厳しい状況であっても、なんとか自分で活路を切り開ける場合もあります。
夫からのDVに悩む日々から抜け出した女性の話を聞いてみました。
A子さんは現在、自宅でマッサージ店を開いて、主に女性のお客さんに癒やしの場を提供しています。それと同時にソープ嬢でもあります。
この二足のわらじを履くようになったのは、彼女のドラマチックな人生にありました。
A子さんは友人の経営するカフェでアルバイトをしていました。そこの常連だった15歳年上の男性に請われて結婚します。
「毎日店に来てくれて、好きだ、結婚してくれと言われました。好きなタイプじゃなかったけど『こんなに私のことを思ってくれるなら』と、結婚することにしたんです。
でも彼の実家で同居するようになると、DVが始まりました。体調が悪くて寝ているときも、無理矢理セックスさせられる。生活費は数万しかくれないのに仕事はさせてもらえなくて、『いつも家にいろ』と言われていました」
そんなA子さんは離婚を決意して家を出る決心をしたそうです。
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写真はイメージです(以下同じ)
夫からセックスを強要され『いつも家にいろ』と命令

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「結婚して1年ほど経った頃だったと思います。仕事をしていなかったので、とにかく稼がなくちゃと、高額バイトを探していました。そこで声をかけられたのが、セクキャバのお仕事です」
セクキャバは、男性とお酒を飲みながら体を触らせてあげるサービス。普段、夫からセックスを強要されているA子さん、「それよりはずっとマシだ」と思ったそうです。
そこで働くうちに、仲間から別の仕事を紹介されます。
「その子はソープでも働いていたんです。『こっちの方が割がいいよ』と誘われ、入店しました」
結婚前は風俗など考えもしなかったA子さん、その入り口を叩いた後は、転がるように深みにはまっていったようです。そうして半年ほどだった頃、お金も貯まって離婚したいと夫に切り出します。
「そもそも私が外に出ることを好まない夫です。夫が帰ってくる時間に家にいないと機嫌が悪かった。当時は週2、3日で夜働いていましたから、帰って来るなりレイプまがいのセックスも多かったですね。でもその頃にはもう感覚がマヒしていたかも。
お金も貯まったし『離婚したい』と言うと夫は激高して『俺の金で食ってるくせに』と怒鳴ったんです。それで頭にきて、『あたしはあんたより稼いでるよ、お前は妻を肉便器にしてるんだ!』と叫んでしまいました。浅はかだったとは思いますが、それで夫が私を見限れば、円満に別れられると思ったんですよね」
セクキャバの同僚に誘われて風俗業に

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