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“大阪のオバチャン”はアメリカでもめちゃパワフル!現地ツアーガイドが語る

バスの中で始まる怒涛の攻め

AdobeStock_144124264お客様が無事に乗り込んでバスが出発すると、添乗員さんがスケジュールと旅の諸注意を話してから、私たちガイドにマイクが渡されます。 「皆さま、ようこそいらっしゃいました。長旅お疲れ様でした。機内ではゆっくりされましたでしょうか?」と歓迎の挨拶をします。ここで曖昧にうなずくくらいなのが関東などからのお客様。でも「大阪のオバチャン」は違います。 「えらいゆっくりさせてもらいました。せやけどガイドさん、こっち来て何年くらいなりますの?」 大阪のオバチャン軍団はすかさず質問を返してきます。 「もう○年になります」 「うわっ、○年もおるんかいな~」 「ほんなら英語もペラペラやな」 「結婚してるん?」 「相手アメリカ人?」 いきなりプライベートに踏み込んでくるのが大阪のオバチャン軍団です。 「子供はおるん?」 「ほんならハーフやんか。将来はモデルやなぁ」 「モデルってはどれくらい儲かるんやろ?」 「日本語できるんなら吉本でもええんちゃう」 「せや、吉本いれたらええ」 バスの中は一気に大阪の空気となり、井戸端会議状態でてんやわんや……。 まあ、バスの中はいいのです。移動中はあまりやることないですから(とはいえ折角の海外なので「車窓からの景色」も楽しんでいただきたいですが。笑)。 でももしこれが到着ロビーで勃発したら? 現地ツアーガイドを中心に、ワイドショーなどでよく見る芸能レポーターによる「囲み取材」状態。その間移動もできないので、いきなりツアーが滞ってしまいます。先ほど言った、“えらいこと”になってまうわけです。あかん、気がつけばウチも大阪弁になってもーた。(苦笑) でも子供の将来まで心配してくれ、最後に飴ちゃんを握らせて「頑張りや」。そんな人情溢れる「大阪のオバチャン」にパワーをもらっている私です! ※ちなみに“ハーフ”は半分の意味で、あまり好意的な言葉ではありませんので、使用には注意しましょう。 <文/メイリン>
メイリン
アメリカ在住20年。現地の旅行会社でツアーコーディネーターとして年間1000人を超えるお客さまを案内。パンデミック以降はオンラインツアー月2回開講。国内大手のガイドブックのトラベルライターとして10年以上に渡り毎週投稿。生来のビール好きでブルワリー巡りが趣味。ビアジャーナストとしても活動。 世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員。
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