――お忙しくされていますが、仕事と私生活のバランスについて考えますか?
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宮沢「考えないといけない時期に入ったなと感じています。これまでは、お仕事をさせていただきながらも自分の時間もたっぷりあって、だからあまり考えなくても勝手にバランスが取れていました。それが、とても幸せなことに重要なポジションを任せていただける役が増えてきました。作品自体も面白いものばかりですし、そうなると、家にいてもずっと仕事のことを考えてしまうんです。
起きた瞬間から、『今日はこれをやって』と考えて、現場が終わって家に帰ってからもずっと考えている。だから、あえて違うことを考える時間を設けなきゃいけないなと、求められるようになって、幸せだからこそ感じます」
『グッバイ・クルエル・ワールド』より
――仕事以外には、どんなことを考えたり行動したりしてスイッチを切り替えるようにしているのでしょう。
宮沢「探しているところです。新しい趣味とか。なかなか見つからないですけどね。
でもこの映画なんかは、観て本当にスカッとできました。今って、世の中全体で、みんなのストレスレベルがピークを迎えていると思うんです。
ただのバイオレンスものだと思って、『必要なのかな?』と感じる人もいるかもしれません。でも、よりよい世界になることを願って一生懸命生きようとしている人間を描いていて、生きることをすごく考えさせられる映画だと思います。僕にとって、みんなにも、少しでもいいから希望を持って毎日を過ごして欲しいなと思える作品になりました」
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(C) 2022『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会
<撮影・文/望月ふみ>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。
@mochi_fumi