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友達づくりが上手な人の「会話をはずませる」小ワザ。誰でもすぐマネできる

BARのマスターに聞く! 第6回】 こんにちは、コラムニストのおおしまりえです。 今回のテーマは、コミュニティやパーティーなど、大人数の場での振る舞いについてなのですが、つい先日、私はちょっとした反省をしたばかりです。 それはある仕事関係のパーティーに参加したときのこと。コロナ禍や産休もあり、大人数で集まるリアルな場はすごく久しぶりでした。そのせいか、沢山の人と顔を合わせて話すシチュエーションにしどろもどろ。自己紹介であわあわ、飲み物や食べ物を取るタイミングも受け身で、楽しかったけどホスト側にちょっと気を使わせてしまったかもと反省がありました。
林伸次さんと筆者・おおしまりえ

「BAR BOSSA」のマスター林伸次さん(右)と筆者・おおしまりえ(左)

やっぱりいい大人なら、立食パーティーや大人数での会話はスマートにこなせたらいいな。そんな願望も持ちながら、渋谷のワインバー「BAR BOSSA(バールボッサ)」店主で作家の林伸次さんと、「大人からのコミュニティでのスマートな振る舞い」について話を聞いていきます。

大人数での振る舞い、うまい人はここが違う

おおしまりえ(以下、おおしま):先日反省したばかりの私なので、ぜひ林さんにうかがいたいのですが、コミュニティでの振る舞いで、今まで「上手いな〜」と思った人はいますか? 林伸次さん(以下、林):いますね。僕はお店で友達作りや婚活を目的にしたイベントをよく企画します。その中である男性が、お土産にお菓子を持参していたんですよおおしま:お土産作戦ですか。意外と普通ですね(笑)林伸次さん林:そう思うでしょ。その方は「これ良かったら」って皆さんに配るんです。そしたらもらった側は「これオイシイですね!どこのですか?」って質問が出て盛り上がります。 そこで気づいたんですが、その人はただお土産を持参したのではなく、渡した後に話のネタになることを想定して準備していたんです。凄いなーって思いましたね。 おおしま:普通のお菓子じゃなくて、ご当地物やこだわりの物を持参したんですね。準備がいい! 林:そういう配慮が出来る人って、ご当地土産を持っていったら理由を聞かれて仕事の話になるとか、女性や甘党が多い場にお菓子を持っていったら場が和むとか、その後の展開を予想しているんです。日本人ってパーティー下手だと言われていますが、こういう振る舞いも含めて意識できる人はやっぱり違いますよね。

「個」ではなく「全体」を優先することが満足度アップの秘訣

おおしま:私は最近意識することがあるんですが、コミュニティで自分の満足度を得たいと思ったら、自分のことよりコミュニティに貢献するような振る舞いができた方が、巡り巡って自分の満足度の高さや人間関係の発展につながるなと思って、実践するようにしています。 コミュニケーションに余裕がないと、つい「今日の自分の成果」みたいな部分にフォーカスしがちです。でもそこだけに目を向けるのではなく、コミュニティに貢献する姿勢があると、余裕ができて人のために振る舞えたり、普段は繋がらない人と接点が持てたりして、結果としていい形に収まるのかなと思うんです。
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大人数の付き合いの「意外なメリット」
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