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友達づくりが上手な人の「会話をはずませる」小ワザ。誰でもすぐマネできる

「まずい」「面白くない」を言わない理由

林:実は僕は、自分に「ネガティブ禁止」を課していて、悪口を一切言わないようにしています。きっかけは松井秀喜さんが悪口禁止を中学時代から守っていると聞いたからです。僕のコミュニティでは、僕がネガティブ禁止を実践しているとみんな知っているので、自然と周りもネガティブ禁止を意識する場になっているかもしれません。 林伸次さんのBAR BOSSAおおしま:素敵な場ですね! 例えば「まずい(不味い)」とか「面白くない」とか、悪口なのか感想なのか微妙な表現はどうしているんですか? 林:ひろゆきさんが言っていたそうなんですが、世の中には「まずい」って感覚はないらしいんです。厳密には、火加減や味付けが自分の好みじゃないとか、自分基準で好きになれない理由があるだけなんですって。 その理由をきちんと口にすることは悪口とは言わないので、ちゃんと自分にとっての理由を言葉にするようにしています。「面白くない」も同じです。自分にとって引っかかった理由は言語化しますし、作者側としてもちゃんと理由を聞きたいです。

ネガティブ発言は周りの空気も巻き込んでしまう

おおしま:感覚や思考の深堀りにもなりそうですね。 林:これはお客様に教えてもらったんですが、脳波って人から人に移ることが実験で分かっているそうです。だからネガティブな言葉を発していると、機嫌が悪い脳波が自分の中だけでなく周りにも伝わるんですって。確かに1人が不機嫌だと、その空気が周りに伝わることってありますよね。 それを知ってから、ネガティブな発言もそうだし、誰か敵を作って盛り上がるコミュニケーションとかも、自分はやめたほうがいいなって思って実践しています。 おおしま:この記事も、面白くなかったらぜひ個別具体的に言語化してもらえたら学びになります…が、やっぱりそれはそれで凹みそうです(笑)。 【関連記事①】⇒友達づくりの上手な人が“やらないこと”とは。バーのマスターに聞いて納得 【関連記事②】⇒会話でわかる「大人になりきれてない人」の特徴。ハタから見ると気づきやすい林伸次さん】 渋谷のワインバー「BAR BOSSA(バールボッサ)」店主。中古レコード店、ブラジル料理店、ショット・バーで働いた後、1997年「BAR BOSSA」をオープン。バーを経営する傍ら著作家としても活躍している。著書に『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。』(幻冬舎)など。 <取材・文/おおしまりえ 写真/林紘輝>
おおしまりえ
コラムニスト・恋愛ジャーナリスト・キャリアコンサルタント。「働き方と愛し方を知る者は豊かな人生を送ることができる」をモットーに、女性の働き方と幸せな恋愛を主なテーマに発信を行う。2024年からオンラインの恋愛コーチングサービスも展開中。X:@utena0518
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