美術ヌードモデル、おばさんからのセクハラに悩む。急に胸をわしづかみに…
おばさん達の意地悪は女としてのライバル心から?
“女として”どうか? といった、いわば男目線を身に付けてしまって、その物差しで自分と他人をはかるって悲しいですね…おばさん達も吉村さんも。そして、その上で人に意地悪な行動するとはひどい話です。
その後も、色々なおばさんに嫌がらせを受けましたが…“なにくそ”精神から、妙に強くなってしまった吉村さんは、果敢に言い返していたんだとか。ですが、ある日…。
セクハラおばさんに怒ってくれた女性。優しくされたら涙が…
「また、カルチャーセンターでポーズ中におばさんがドアを開けたんです。もちろん、廊下にはいっぱい人が通っているので、またキレてやろうとしたら…素早くドアを閉めて『なんて失礼な事をするんですか! モデルさんに謝って下さい』と20代後半ぐらいの女性が怒ってくれたんです。
謝らずに言い訳をしはじめたおばさんに、更に『モデルさんを人間扱いしていないって事ですよね? もし、自分の娘さんや仲の良いお友達が裸でいたら絶対にドアを開けたりしませんよね?』と詰め寄ってくれて…私、初めて生徒さん達の前で泣いてしまったんですよ」
今まで、どんなに酷い目にあっても泣いた事なんて無かったのに優しくされたら涙が止まらなくなってしまったんだそう。
「その時、私は今までそうとう無理してきたんだなと気がついてしまったんです。肩ヒジ張って大丈夫なフリをしてきたけど…実際、酷いセクハラにあってきて心はボロボロだったんだと。もう、その日のうちにこの仕事を辞めましたよ」
セクハラと言うと…なんとなく、おじさんが若い女性にしているイメージがありますが、同性間でも相手の意に反している場合はセクハラになります。同性間だからといって、“なあなあ”にならず相手の立場を想像し、適度な距離感で付き合いたいものですね。
―私達の身近な「セクハラ」―
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<TEXT&イラスト 鈴木詩子>
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