理想が低そうで…じつは高すぎ!「一緒にいて楽しい人と出会いたい」のワナ
婚活を成功させられるかどうかは自分次第
まりこさんの「一緒にいて楽しい人」というのは、つまり、一緒にいて心地がいい人(否定しないで話を興味深く聞いてくれて褒めてくれる、何気ない日常会話が楽しい人)、無理をしなくてもいい人、人見知りで話すのが苦手な自分に世界観が広くて色んな話をしてくれる人、ということです。果たして、婚活市場にそんなレアキャラはいるのでしょうか。
まりこさんは「一緒にいて楽しい人」を理想に掲げるだけで自分は男性に求めることがそんなにないと思い込んできましたが、実際にお話を聞くと、「一緒にいて楽しい人」の理想がかなり高かったのです。
それでは3年間婚活をしていてもなかなかうまくいかなかったのは納得です。そんなレアキャラを探し求め、自分自身は受け身で、うまくいく思考転換やコミュニケーションスキルを磨こうとしないとしたら、婚活はうまくいくはずがありません。
そのことをまりこさんにお伝えしたところ、まりこさんはこれから婚活を成功させられるかどうかは自分次第だと気づきました。その後は婚活に対する姿勢を改め、相手に求めることよりも自分自身が相手と過ごす時間を楽しもうとするようになりました。なるべく無理のない自然体な自分で積極的に相手に質問をしたり、自分の話をするようにしたそうです。
自分の理想を具体的に言語化しましょう
また、まりこさんは趣味であるゲームやラーメン屋巡りについて婚活の場では不利だと思い込んでいましたが、男性も興味を持てそうな趣味があることは不利ではなく、逆に有利なことです。それについて話さないのはもったいないということをお伝えしたところ、それから趣味の話で相手との会話が弾むようになったそうです。
理想の男性像は具体的にして、それが実際に出会える男性かどうかはよく考える必要があります。また、相手に求めるばかりではなく、自分が変わって、相手に何が提供できるのかという視点でいることが大事です。
「一緒にいて楽しい人」というのは、相手だけの要素で感じるものではなく、相手といる時間を自分が楽しもうとする姿勢や努力が必要なことだと思います。楽しませてもらうのを待つだけの「お客さま」でいては一緒にいて楽しい関係を築けるはずがありません。
婚活を成功させるためには、まず自分の理想を具体的に言語化しましょう。そして、その理想を相手から引き出すために、自分はどうしたらいいかということを考えましょう。受け身の姿勢で相手に求めすぎていては絶対にうまくいかないのです。
<文/こめだゆき>
こめだゆき
恋愛・婚活アドバイザー。毒親育ちから自己肯定感が低く、長年恋愛依存で苦しむ。自己改革の末、今の夫と復縁し結婚。主催する講座、オンラインサロンには全国から多数の婚活女性が集まる。ブログ、Instagram:@komeda.yuki
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