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ドラマ『silent』がここまでヒットしてる理由。“ありがちなセリフ”が出てこない

特に衝撃だったのは第1話のラスト。想の耳が聴こえなくなっている事実を知らず、8年ぶりの再会に驚喜する紬に対して、想が「会いたくなかった、お前うるさい…」と手話だけで心情を吐露するシーンです。 歯がゆい気持ちが痛いほどに突き刺さった目黒の男泣きに、突然の出来事への戸惑いと言葉が通じない切なさからこぼれた川口の涙…。各々の役柄が抱えている心情を最大限表現する“涙”に心奪われ、もらい泣きせずにはいられません。

ずっと『silent』の世界に浸り続けていたい

物語の組み立て、会話のリアリティ、絶妙な回想と音楽の入り方、演者の表情、…そのすべてが細やかで美しい本作も、いよいよ後半戦。登場人物の行く末ももちろん気になりますが、ずっと『silent』の世界に浸り続けていたいと願うのは、筆者だけではないはずです。 <文/鈴木まこと(tricle.llc)> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木まこと
日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間でドラマ・映画を各100本以上鑑賞するアラフォーエンタメライター。雑誌・広告制作会社を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとしても活動。X:@makoto12130201
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