
画像:大串ノリコ「未来を変えるイルミナフォーチュン手相」/マガジンハウス 本書より
「インドで見た手相は、バラエティに富んでいましたね。とても恰幅(かっぷく)の良い女性が『お金をください』と手を出してきたので手相を見たら、
知能線が下降して生命線にくっついた、めずらしい手相だったんです。占いの師匠に電話で何の線か聞いてみたら『ニート線』と判明(笑)。働かなくても生きていける人の手相だったんです」
またモロッコでは、ホームステイさせてもらった家の若い男性の手に「恋愛の兆候」を発見し告げたところ、相手は大串さんを恋のお相手と勘違い。家族が婚約者と認識し、母親から指輪をもらう事態にもなったのだとか!
そんなウルルン滞在記を地で行くような、波乱万丈なバックパッカーの旅を経験していた大串さん。その終盤「旅を終えた後何をしよう、この経験を活かせる仕事はないだろうか。そう考えた時、もしかしたら占い師だったらいかせるかもと思いました」
「そう思った翌週、日本から『占い師にならないか』と誘いの連絡が入ってこれは運命かも、と勢いで占い師になってしまいました」
導かれるように、ついに大串さんは占い師としての人生をスタートさせたのです。