作り方としては4つの調味料を大まかな目分量で加え、味見をして調整していけばOK。誰でも簡単に、市販スープではないようなコク旨スープが完成してしまいます。
ちなみに料理酒は安価な塩入りで十分。中にはワインを加えた風味豊かな商品もありますから賢く選ぶのもおいしさのポイントになります。

ブドウの醸造調味料というのが、ワイン。安価な塩入り料理酒は鍋スープ作りには活躍します
そしてもう一つ重要なのが、生姜。チューブタイプを使うのも良いですが、風味にこだわりたいなら、断然生を使ってみてください。
2片分くらい使っても30~50円程度のコストなはず。それではさっそく作っていくことにしましょう。
はじめに生姜を厚めにスライスして、ごま油を加えて火にかけます。生姜とごまの香りが漂い、この時点で食欲が刺激されることでしょう。

生姜とごま油を入れて火にかけましょう。この組み合わせで漂う香りは最高です
そこに白菜、ネギ、キノコなど野菜を加えて、強火で炒めます。炒めていくうちに野菜のかさが減るので、たっぷり用意して炒めていきます。強火で香ばしく炒めていくことで、深みのあるスープに仕上がります。炒める工程を考えると、深めのフライパンでも鍋料理が作れてしまいます。

野菜を強火で炒めると、スープに深みが生まれます
そこにオイスターソース大さじ3~5、ハチミツ大さじ1~2を加え、料理酒を50~100mlとお湯を注ぎましょう。あとは肉や麺などを好きなタイミングで入れて楽しめば完成です。

ラーメン、豚バラ肉、卵を落としました。仕上げにコショウをかけても美味です
スープが足りなくなったら、お湯と基本調味料を足していきましょう。味の変化もしやすく、キムチやコチュジャン、ニンニクを加えると雰囲気ががらりと変わります。
鍋はもっと自由に。市販スープだけに縛られることなく、自作スープ作りにチャレンジしてみてくださいね!
<取材・文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>