
ワタナベ薫さん
――ワタナベさんは、普段オンラインサロンやセミナーなどでどういった悩みを相談されることが多いんでしょうか?
ワタナベ:私のサロンは40代から50代の女性がメインですが、その世代になっても「どうやって生きていったらいいのかわからない」っていう相談が多いんです。
子育てがひと段落して、ようやく時間が取れるようになったのに人生の有意義な過ごし方が見つけられない。13年前に立ち上げた私の会社のキャッチコピーは、「やりたいことは全部やる。私の人生は私のもの」。後先考えず、とにかく動こうっていうことを伝えているんです。
破天荒に見えるけど、自分で選択した行動を貫いている
――コーチングの観点でいうと、そういう悩みを抱えてる方に対して具体的にどうアドバイスをされるんですか?
ワタナベ:悩みや不安があると、日本人は答えを求めてしまうんです。でも、コーチングとはそういうものではなくて、「あなたはどうしたいのか?」というその人の中にある答えを引き出す質問をしていくんです。アドバイスをするのは簡単ですし、教えたがる人は多い。そうなると思考が奪われてしまって、強い意見に従うだけになってしまいます。
そういう意味で、ロディの生き方には共感する部分が多くて。破天荒に見えるけど、自分で選択した行動を貫いている。コーチングでは、やりたいこと・やりたくないことを引き出して、やりたいことを決める。目指す先を決めたら、次はそこに辿りつく方法をとにかく片っ端からやってみるんです。失敗したら別の方法をどんどん試していって、自分の最適解を見つけるのがコーチングの考え方ですね。