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小学生の頃から全家事をになうヤングケアラー、自分を押し殺し続けた反動とは<漫画>

家庭内で大人が担うべき家事を背負わされ、子供時代を奪われてしまう「ヤングケアラー」の問題が、ここ数年注目されるようになってきました。しかし当事者が助けを求めることはまだまだ難しく、悲惨な事故や事件につながるケースもあります。
水谷緑『私だけ年を取っているみたいだ。ヤングケアラーの再生日記』(文藝春秋)

水谷緑『私だけ年を取っているみたいだ。ヤングケアラーの再生日記』(文藝春秋)

水谷緑さんの著書『私だけ年を取っているみたいだ。ヤングケアラーの再生日記』(文藝春秋)は、複数の元ヤングケアラーに取材を重ね、そのエピソードを主人公・ゆいちゃんの体験として描いたコミックエッセイです。 ゆいちゃんは精神疾患を抱える母親、仕事優先の父親に代わり、幼稚園の頃から家族の世話を全て負担しています。周囲の大人に一切弱みを見せず、友達との関係も良好に保つ努力をします。子供の頃から周りのために自分を押し殺し続けたゆいちゃんは、自分から感情を切り離すようになっていきます。 ここでは1話と2話を紹介。後半では著者の水谷緑さんに、ヤングケアラーの家庭の実態や、精神疾患の患者を支える家族の苦しさなどについてお聞きしました。 ヤングケアラー1
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